五大肥料

五大肥料

今回は、「五大肥料」についてです。

野菜つくりの理想的な培養土とは、堆肥に腐葉土を混ぜたものでしょう。しかし、特に都会では、フーデニングで、堆肥や腐葉土を混ぜて培養土を作ることはなかなか難しいでしょう。そのため肥料を入れて土に栄養を補給し、充分に耕すことで水はけと通気性の良い土づくりを目指します。

野菜作りに大事な「五大肥料」は、窒素、リン酸、カリ(カリウム)、石灰(カルシウム)、苦土(マグネシウム)です。

◆窒素
「葉肥え」という別名からもわかるように、窒素の働きは、作物の葉を茂らせることです。葉菜類(ホウレン草やパセリなど)の栽培には欠かせない肥料です。

◆リン酸
「実肥え」という別名をもち、作物の光合成を助け、炭水化物の生成を促進する働きをもちます。果菜類(なす、トマトなど)や根菜類(ニンジン、カブ)の栽培に重要です。

◆カリ(カリウム)
「根肥え」の別名をもちます。根の発育を促し、耐寒性を高めると共に、抗病力を強化する働きがあります。あらゆる野菜にとって大事な肥料です。

*窒素、リン酸、カリは市販の肥料でそれぞれ単独でも売っていますが、三者を組み合わせたものとして、無機複合肥料が販売されていて、それらを利用すると便利です。

◆石灰(カルシウム)
光合成に必要な葉緑素を作る働きがあります。土壌の酸性化を防ぐ効果もあります。

◆苦土(マグネシウム)
土中の有機酸を中和し、土壌を弱アルカリ性に保つ働きがあります。

*苦土と石灰は併用することで効果を発揮します。そのため市販の肥料としてそれぞれを単独で売っていることはほとんどなく、たいてい両者を混ぜ合わせたものが販売されています。